レポート

〜旅する草冠の学校〜 小豆島ツアーレポート

「草冠の学校」の課外授業とも言うべき、「旅する草冠の学校」が始まりました。その土地の歴史・背景を学び、目で見て手で触れて味わって… 五感で学ぶ体験の旅、第一弾は香川県・小豆島。オリーブをはじめとして、瀬戸内の見どころたっぷりの3日間の旅をレポートします。

【ツアー概要】
〜旅する草冠の学校〜 第一弾 オリーブにふれる、瀬戸内を感じる 小豆島3日間
日程:2015年11月27日(金)〜29日(日) 2泊3日
企画協力:『せとうち暮らし』編集部


とにかくオリーブづくし

第一弾として小豆島を選んだのは、kusakanmuriが発行する「草冠通信」の取材で訪れたことがきっかけでした。樹齢1000年のオリーブの樹をはじめとするオリーブのある風景、そして、様々なかたちでオリーブと関わりながら暮らしを営む島の人々、そこにはたくさんの興味深いストーリーがあります。

そもそも、なぜ小豆島でオリーブなのか?そのヒントは海にありました。
今から約100年前の明治時代、近海の海で捕れたイワシやマグロの油漬けをつくるために必要とされたオリーブオイル。ただ、当時日本で手に入るのは、イタリア、スペインなどからの高価な輸入物のみだったため、国内での供給を目的とし、オリーブの植樹を行うことになります。三重県、香川県(小豆島)、鹿児島県で試験栽培したところ、栽培に成功したのは小豆島のみ。海に囲まれ、温暖で雨の少ない小豆島の気候は、オリーブ栽培が盛んな地中海の気候そのもの。オリーブ栽培にうってつけの環境だったといえます。

そのオリーブの魅力に触れるべく、訪問先ではとにかくオリーブづくしです。


瀬戸内国際芸術祭作品『太陽の贈り物』(チェ・ジョンファ)/樹齢1000年のオリーヴ大樹


オリーブ茶を飲みながら「オリーブのリースづくり」ワークショップ


オリーブオイル専門店「イズライフ」/テーブルセッティングから料理までオリーブづくしの、ホテルでの洋食コースディナー


小豆島オリーブ園のオリーブ畑/小豆島オリーブ公園にてオリーブ摘み体験


摘みとったオリーブの実/搾りたてオリーブオイルの試飲/ハート型のオリーブの葉探し


オリーブ染め工房「木の花」見学/オリーブの木のビーズとパワーストーンで念珠ブレスレットづくり



そして、オリーブだけじゃない、小豆島の魅力

初日の夜に開催されたのは、今回のツアー企画に協力いただいた『せとうち暮らし』編集部の方々との交流会。スライドを交えながら、海に囲まれた自然環境と歴史的背景、オリーブの栽培前から始まっているそうめんや醤油といった産業、農業とそれにまつわる祭りごと、国内外から注目を集める「瀬戸内国際芸術祭」...など、様々な話をうかがいます。「小豆島=オリーブ」と思っていましたが、もっとたくさんの魅力に満ちた島のようです。


『せとうち暮らし』は株式会社瀬戸内人が発行する、瀬戸内海のくらしや文化を伝え、情報発信している雑誌。小豆島や瀬戸内の魅力について語る、編集長の須鼻美緒さん。


潮の満ち引きによって道が現れるエンジェルロード/四方指展望台からの絶景


寒霞渓の紅葉/瀬戸内国際芸術祭作品『ANGER』(ビートたけし×ヤノベケンジ)


創作料理「野の花」での三つ仕切りの三段弁当ランチ/中山地区に広がる棚田


ヤマロク醤油での蔵見学/「二十四の瞳映画村」見学



人と人、人と場所をつなぐ旅

花を贈る、贈られることで心と心をつないでいくというのがkusakanmuriのコンセプト。そのkusakanmuriが手がける「草冠の学校」では、こころとからだが「ひらめき」「めざめる」ようなレッスンを日々、提案しています。そして、今回、「旅する草冠の学校」では、体験を通じて、人と人、人と場所、など様々なつながりを創りだすことができました。
日常の延長では出会えなかった人達と、興味を通じてつながる。新しい土地、空気、そこで生み出される思いの込められた品々に触れることで、新しい視点を得る。旅での新しいつながり、出会いは、普段の生活に潤いをもたらし、見慣れた光景を少しだけ違ったものとして魅せてくれるのではないでしょうか。
「旅する草冠の学校」では、次の新しい出会いに向けて、第二弾の旅も計画中です。


3日間お世話になったバスの運転手さんとツアー参加者のみなさま



テキスト、撮影:堀田理佳

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